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ドラフトつらつら2〜プールに採用するカードの攻撃力について〜

今日はドラフトで採用するモンスターの攻撃力について解説していきます。
■そもそもなぜ攻撃力を考慮して採用するのか
遊戯王においてアドバンテージを稼ぐ手段は大きく2つあります
1)相手のカードを減らす
→戦闘破壊する、効果で破壊する、除外するなど
2)自分のカードを増やす
→ドローする、サルベージする

上記に上げた「戦闘破壊をする」以外は
全てモンスター、魔法罠の効果として持ちうるものです。
逆に言えば、効果としてテキストになければアドバンテージの獲得が起き得ません。

しかし「戦闘破壊をする(される)」という事象は全てのモンスターに発生する現象です。
ということは全てのモンスターは「戦闘破壊をする(される)」という効果を持っていると解釈ができます。
したがって、この攻撃力のバランスを整えていないと、認識の外で「なんでも戦闘破壊できる」という効果を持ったカードが誕生してしまうこととなります。
これはアドバンテージの取り合いである遊戯王において大きな駆け引きの部分を崩壊させてしまいます。

まとめると「攻撃力を考慮して採用する」とは「全モンスターが持っている破壊効果を考慮する」と同意義となります。

■意識すべきライン

モンスターを採用する際に常に意識したいことは主に2つです
1)プール中モンスターの最大攻撃力
2)☆4以下モンスターの最大攻撃力

■1)プール中モンスターの最大攻撃力
これは最重要な項目であります。
これに該当するカードには「このカードは全てのカードを戦闘によって破壊できる」という効果が付与されているからです。
最大攻撃力モンスターを相手の妨害から罠や魔法の1:1交換で守っていれば無限にアドバンテージの獲得をしつづけるやばいやつです。
特にゲーム終盤でトップ勝負になった際はこういったカードが異常な暴力性を発揮します。

そこでどういった考慮をするかというと
・破壊耐性を持たせない
・アドバンテージを取る効果を持たない
といったことです。

わかりやすく最大攻撃力にしてはいけないカードは
ダークアームドドラゴンなど、盤面に触れる効果を持つカードです。
自身を邪魔する相手のカードを蹴散らしつつ最大攻撃力が降臨することはゲームエンドに一気に向かわせる要因になります。

逆に最大攻撃力として良いものとして、冥府の使者ゴーズなど、モンスターは生み出すものの直接盤面上を荒らさないカードです。

そういった観点で最大攻撃力のモンスターを選んで行くと良いと思います。


■2)☆4以下モンスターの最大攻撃力
ゲームの序盤から終盤まで、戦闘シーンでメインとなるのは下級モンスターになります。
そのなかでアタッカーとなるモンスターを決め、調整をかけていきます。
調整する理由、その観点としては
・アタッカーがアドバンテージを得続けることを避けること
にあります。
わかりやすく言えば、ライオウは相手を妨害しながら戦闘アドバンテージを稼ぎ続けますし
ライトロードマジシャン・ライラがアタッカーとして機能するのであれば墓地アドバンテージを稼ぎ続けるだけでなく、魔法罠破壊効果を使うこともできます。

そういった意味で、戦闘アドバンテージを取るカード(アタッカー)と、戦闘以外でアドバンテージをとるカード(非アタッカー)はある程度意識して分ける必要があります。

アタッカー基準攻撃力が1800±100ならば、魔導戦士ブレイカーよりも怪鳥グライフを採用したほうがバランスを保つことができます。

■最後に
他にも裏守備セット前提のモンスターは戦闘破壊できるモンスターをみるなど、細かい調整をしていくときりがありません…調整をいくらしても、結局使うのは人ですからピック人気が思い通りにならない場合もあります。
しかし、そこがドラフトの面白さなので、少しずつ意見を反映しながら作っていくことが大切かなと思っています。

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